「一般社団法人smile」は発達障害のお子様の学習指導を行う国分寺市の指導室です。

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指導方針

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指導方針イメージ

当教室は、ABA(応用行動分析)を用いて指導を行っています。
ABAとは、行動分析学の考えからうまれたものです。
行動分析学とは、「行動」をよく見ることから人の心を考える学問です。行動の増加や減少をデータに取り、心の状態を理解しようとします。
その考え方を「応用」したのが、ABAです。

行動は、A(先行刺激)B(行動)C(結果)という、3つの要素から成り立っています。
子どもがB(行動)したとき、C(結果)が子どもにとって良いものであればその行動は増え、嫌なものであればその行動は減少します。
この考え方で、望ましい行動を増やしたり、不適応行動を減らしたりしようとアプローチをしていきます。

セラピーでは、「強化子」と呼ばれるごほうび(お菓子やオモチャ、たかいたかいなどの身体的な遊び)をもちいて、本人の意思で課題に取り組めるようにしています。次第に強化子は、物理的なお菓子やオモチャから、「すごいね!」と褒められるよろこびや「できた!わかる!楽しい!」という達成感に変わっていきます。
そのため、『お勉強』を自然に好きになっていきます。

課題は、最初はセラピストが「プロンプト」と呼ばれる、手助けをしながら、取り組んでいきます。
「セラピストが手助けをしながら、成功する→褒めてもらい、ごほうびをもらえる」
という流れを繰り返していくと、徐々に手助けがなくても、1人で成功することができるようになっていきます。そのようにして、出来ることを増やしていき、様々な概念の理解を深めていきます。
大事なことは、失敗をさせずに成功経験を積むことで、効率よく学習していくということです。
障害があると、出来ないことをただ待っているだけでは、なかなか出来るようになりません。かといって、何度もむやみにやらせて失敗を重ねると、自信を失い、意欲も低下してしまいます。
ABAでは、『最初からお手伝いをして完結させる→徐々にお手伝いを減らし、1人で出来るようにする』という流れで、さまざまな課題に取り組んでいきます。